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Channel: Life in America ~JAPAN編
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(続々)嗚呼、携帯電話物語。

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私に新しいスマートフォンが来て、一番興奮しているのは実はPちゃんかもしれない。
新しいテクノロジーには執念的な興味を示す彼は、いちいち使い勝手を聞きに来るのでうるさいったらありゃしない。
私は当面、電話とメールチェックができればいいだけだからそう焦らずともよいのだが、
この小さな機体に「過去300年の物理の知識が詰まっているんだ!ワオ」と横でうるさい 

先日シカゴ市内で取材があったとき、初めてこのセルフォンは大活躍。
カメラマンさんとの連絡や、彼が早く着いたので早目に撮影を始めてほしいなどの連絡をテキストでささっと完了。
しかも安い駐車場を探すアプリを使うと、今まで大変だったパーキングがめちゃくちゃ便利じゃないか!

この素晴らしさを彼に話しているうち、どうやら欲しくなってしまった様子。

「あのさぁ、ふと思ったんだけど、同じ機体を買って今までの携帯(ガラガラケー)の契約をそのまま移せば、使えるんじゃないかと思うんだけど」

こう思い始めたらもう止められないのが彼。
翌日にはTモバイルに電話をし、今まで通りプリペイドのプランで使えるかどうか、それは確かか(←これ、大事)確認。
ダブルチェックで今度はショップに行って、店員にヒアリングをしてこれが大丈夫という事をチェック。
さっそくインターネットで発注。
なんと、ラッキーなことに翌日に近くのBest Buy(量販店)に搬入されるという。今回はスムーズじゃないか!

そして翌日。
ルンルンと出かけて行ったPちゃん、人生初のスマートフォンをゲット。


それからのことは、説明すべくもない。
新しいおもちゃを与えたこどもと一緒。
あれもできる、これもできる、すごいすごい、なんたるテクノロジー、これが30ドルか、・・・ともう、大変。
自分のコンピュータと同期したり、カーナビと同期したり、Siriみたいな音声秘書ナビを使って
「Happy Birthdayを歌ってみて」「I Love You」
と、遊び始める始末。

もう、どうにかしてください


ひとつだけいいこと。
同じ機種をもってくれたおかげで何かあったらいろいろ機能を教えてもらえること。

それにしても、こんな文明の利器のおかげで人間はメモをしなくなり、記憶をしなくなり、待ち合わせをしなくなる。
人間の機能をだめにするものを、人間はせっせと生産して売っているのか。。。


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