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Channel: Life in America ~JAPAN編
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大雪

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今年は雪が降らなくて冬らしくないなぁと贅沢な文句をたれていたら、突然ブリザードがやってきた。
2月1日の未明から降り始めて30時間降り続け、あっという間に50センチくらいになっていた。
自然の力恐るべし。




それでも超うれしいのは犬たち。
GOROとガールフレンドのハスキー犬、ブラックホークは吹雪の中庭駆け回る。






遊び続ける・・・


そんでもって、私は今年初雪かき。(すぐにPちゃんと交替したけど)








GOROは散歩でおおはしゃぎ


体が完全に埋まった


Buddy Guy ライブレポート

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今、シカゴのブルース界が盛り上がっている。
このたびついにシカゴ市が、「シカゴ・ブルース」を市の観光アトラクションの目玉にするべく、組織を立ち上げたことが正式に発表された。
この組織は御大バディ・ガイを筆頭に、シカゴの名だたるミュージシャンらや、ストーンズの各メンバーらも名を連ねる大プロェクト。
要は、シカゴ・ブルースの来し方がきちんとわかる資料の整理、写真展示、映像などをミュージシャンらが旗振り役になってすすめて行きましょう、というもの。

これで市から予算をたっぷり得て、ブルースミュージアムの設立に向けて動くことになる。
一時は、かのブルースの父、マディ・ウォーターズの家を叩き壊そうとして世界中のブルースファンから大ブーイングを食らったシカゴ市。
ようやく目が覚めたようだ。
今年はマディーの生誕100周年という記念すべき年。ここに照準を合わせて、密かに準備をすすめてきたらしい。
いいぞエマニュエル。たまにはいいことするじゃないか。よしよし。


昨日の第57回グラミー賞では、バディ・ガイが「生涯功労賞」をもらい、ますます気運も盛り上がってきた。
そんなわけで、1月に2回足を運んだ彼のライブレポートを書いたのでここで紹介しておこう。

バディ・ガイ ~@Buddy Guy’s Legends (2015. 1月) ~






<おまけ> 16歳のブルースギタリスト、売出し中のクイン・サリバン君と

歌姫一族の悲劇

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3年前のこの日、2月11日にホイットニー・ヒューストンは突然のように逝ってしまった。
どれほどの人たちが彼女を嘆き悲しみ、その若すぎる死を恨んだことだろう。
そして奇しくも今、彼女がこの世で最も愛した一粒種、クリスチーナが同じようにこの世とあの世の間をさ迷い歩いている。

数週間前に母と同じようにバスタブで倒れてているところを発見され、自殺未遂説やドラッグによる事故説で調べられていたが、最新のニュースでは彼女のボーイフレンド(結婚したと言われていたが法的には結婚していない)による他殺の線で警察の事情徴収中だという。
最も愛した娘を、養子として育て上げた息子の手にかけられるとなれば、ホイットニーもあの世で成仏できないだろうな。

お金も名誉も手に入れた一家の、あまりにも悲劇的な末路。
ただただ、大金など残された身には何の役にも立たぬと思うばかり。
クリスチーナはまだ生命維持装置にかかったまま動かない状態だという。せめて尊厳ある死を選ばせてあげたいと思うが
アメリカの黒人社会は極度のクリスチャン社会。
「神による奇跡」のみを信じて彼女の体だけをこの世につなぎとめている。
何とも切ない話だ。


My Funny Valentine

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日本ではバレンタインデーは女性から男性へチョコを贈る(コクる)日となっているが、アメリカは逆。
この日は男性陣が女性をお誘いする日と決まっている。
ちなみにPちゃんはバレンタインデーを知らなかった。ドイツにはこういうバカげた風習がないのか?極めてマトモだ。

そもそもバレンタインデーというのは金儲けのために誰かが作り上げた日。
バレンタインという人は、ローマ時代「男は戦場に行くために独身でいなければならない」という法律を作ったローマ皇帝に異を唱えて首をハネられた人物らしい。
なんでそんなBloodyな話がこんなロマンティックな日になってしまうのかが不可解。
こんなつまらない商業主義にまんまと乗せられて、日本にいるときはいったい何年間でどれだけの無駄遣い(義理チョコ)をしてきたことか・・・。
なので、アメリカに来てからはバレンタインなどという日は絶対何もしない、普通の日と決めている。

普通の土曜日をあんまりのんびりとすごしすぎ、晩御飯を作るのもいやになって久しぶりにふたりでDinnerにでも出かけることにした。
今夜たまたま近所のレストラン&バーに、友人でサクソフォニストのスティーブが出演するというのでひやかしにでかけてみたのだが、まぁこれが大変。今夜はバレンタインデーということで、予約なしでは食事もできない大混雑ぶり。
仕方なくBarセクションでどこかが空くのをうろうろ待ってさまよっていたら、あるカップルが声をかけてくれた。

「もしよかったら私たちのテーブルに座りませんか?」

見たところ私たちよりは幾分年上らしきカップル。
Happy Valentineと書かれた巨大な風船と真っ赤なバラの花束がテーブルに。
こんなラブラブのカップルの席に私たちなんかが同席していいのか?と迷ったけれど、おなかが空いていたので喜んで座らせていただくことにした。
4人の席だったので真ん中でテーブルをわけて二人ずつの席にするのかと思いきや、まったくの「相席」。これにはビックリ。
(私たちはまったくOKなのだけど、デートのお邪魔じゃないですか??)

聞けばこの日のためにわざわざこのレストランを予約し(もちろん彼が)、5時半から食事を始めて食後のひと時を楽しんでいるという。
こんなシチュエーションで見ず知らずの人を乱入させてしまうところが、いかにもアメリカらしい。やさしいなー。
このおふたり、とても話しが楽しく妙に盛り上がって古い友人同士のようになってしまった。



男性はアメリカ人のウェインさん、女性はモンゴル人のSOKO(ソーコ)さん。(ニックネーム)
名前が似ているので異常に親近感が湧いた。
彼女はプロのミュージシャンで、二胡奏者だそう。サーカスの劇団に属していたこともあり、ヨーロッパ各地を旅した経験もあるそうだ。


ラブラブです。





スティーブのご指名で、2曲飛び入り。



出かけてみると楽しい出会いがあるもの。大正解だった。

「グレートミシシッピを行く」記事、好評連載中!

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野毛洋子さんインタビュー記事

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2月もあっという間に終わってしまった。
まぁ、良く働き、良く遊び、新しい出会いもあり楽しく充実した1か月だった。
しかし、雪は降り積るわ体感気温がマイナス30℃近く下がるわ、天候的には最低だった。

そんななか、前からずっとやりたかったシカゴのJazz&ブルースシンガー、野毛洋子さんのインタビューを決行することができた。

↓ クリックして読んでください。
野毛洋子氏(ジャズ・ブルースピアニスト&シンガー)インタビュー記事

日本人ミュージシャンの草分け的存在としてシカゴで活躍し続け、かれこれ30年。
半端なく根性の座った、びしーっと一本筋の通ったお方。そしてどこまでもチャーミング。
野毛さんとお話をして、よしガンバロー、と改めて気合が入った。

野毛さんと私に驚く共通点があった。

それは、

“藤圭子”好き。

ということ。しかも演歌大好き。
昭和の歌謡曲&演歌の話しになると、とりとめもなくなってしまった。
というわけで、今度は演歌縛りのカラオケでもいきましょう、ということに落ち着いた。

また、楽しみが増えた。


シカゴ阿波踊り発足。

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このブログを見たというシカゴのある人から、「阿波踊りを教えてほしい」と連絡が来た。
シカゴ、阿波踊り、で検索するとこのブログが出てきたという。
ひゃあ、なんとも恐ろしい世の中である。

もちろんこのブログは誰でもアクセスできるのだが、そんなにおおっぴらに宣伝しているわけでもなく(どちらかといえばこっそりやっている)、人気ブログなわけでもなく、ただ親と友人に近況を知らせる意図と、自分自身の備忘録を兼ねて書いているだけのもの。
なのに、ときどきこうやって見ず知らずの人から連絡が来るのがちょっと恐ろしい、というか変な感じだ。

で、その阿波踊り。
実はシカゴで毎年行われているJapan Festival(日本祭り)の今年目玉が「阿波踊り」らしく、そこでシカゴで阿波踊りを踊れる人(徳島県人)を片っ端から探しているというのだ。
これが、結構いるようでいない。
ベイエリア(サンフランシスコ)には「阿波っ子の会」という徳島県人会があって、「阿波っ子連」という立派な連まであるのだが、シカゴの日本人人口はたかが知れているし、徳島県人となるとほぼ気配なし。トホホ。
それで、毎年一応踊っている生粋の徳島県人の私に白羽の矢が立った(らしい)。
そんでもって、7月の「日本祭り」までに踊れる人をすこしでも増やすため踊り子さん養成(?)のインストラクターをすることになってしまった。
救いは、もうおひとり高円寺で踊っていた踊り子さんがいたこと。
ここはひとつ、時間もたっぷりある若い彼女に是非頑張っていただくとしよう。


これから7月の本番に向けて、月に何度か練習があり、6月か7月にはシカゴ市内でフラッシュモブをやろうという企みが進んでいて、踊り子さん絶賛募集中!


「阿波踊りシカゴ」のFacebookはこちら:
https://www.facebook.com/pages/Awa-Odori-Chicago/287421251381543?fref=ts


今後の練習日などもここで広報されます。








第1回 シカゴ阿波踊りレッスン

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3月27日、第1回目(オフィシャル)の「阿波踊りレッスン」開催。
旅で疲れた体を引きずって、インストラクターとして参加してきた。

集まったのは、アメリカ人を含む25人で、全く初めての人もいれば、前回(公にする前のミニ練習会)参加した人も。
最初は足の運びとリズム感覚をつかむ事からはじめ、慣れてきたところで手の動きを加える。
私自身誰に教わったわけでもないので全くの自己流だが、阿波踊りで一番大切なのが「踊る阿呆」になること。
あまり難しい“技巧”にこだわって楽しむことを忘れてしまっちゃ話にならない。

最初しばらくみんなの表情は硬かったので、
「いいですか~、楽しむことが一番ですよ。笑顔を忘れずに」と話しかけると(アメリカ人がいたので全て英語)、みんなの表情が突然緩まって、それまでの堅かった動きも一気に和らいだ。

私は今回「女踊り」を専門に教えることになったので、手の高さ、腕のしなやかさ、下半身のリズム感、そして笑顔、の4点を重点的に指導。
30分後には素晴らしい踊りになっていてびっくり。
そう、やっぱり楽しまなくちゃ。

一緒に参加したPちゃんも、「30分で汗だくになっていい運動だった」と結構楽しんでいた。


“マタドールの”ようなPちゃん


女踊りもサマになってきた


映像はこちらから↓




他の州からわざわざやってきた熱心な人もいて、改めて阿波踊りの人気を再認識。
7月の本番までにはもっと人も増えて、楽しくなりそう。

黒人は虫けらなのか?(2)

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去年からまるでシリーズのように起こっている黒人差別がらみの事件がまた勃発。
余りに悪質で、はらわたが煮えくり返りそうだ。
まずはこのビデオをみてもらいたい。

http://www.motherjones.com/politics/2015/04/michael-slager-walter-scott-murder-charge

事件が起こったのは、サウスカロライナ州の人口10万人の小さな町、ノース・チャールストン。
35歳の警官、マイケル・T・スレイガーが信号でひとりの黒人男性、ウォルター・L.スコットを職務質問したところ、彼は走って逃げようとした。
それを追いかけもせず、マイケルはただ黙って後ろから拳銃を8発発砲、死亡させた。

ビデオは偶然通行人によって撮影されたのだが、この映像を見る限りウォルターは丸腰で、警官を襲ったわけでもなくただ彼から逃げようと走り出しただけだった。
それをあざ笑うからのように、マイケルは彼が倒れるまで背後から撃ち続けたのだ。
まるで動物狩り。

さらに、さすがにこれではやばいと思ったのか、「証拠づくり」のために自分のスタンガンを倒れたウォルターのそばに投げ捨てている。
あとから事情を聴かれた彼は、「この黒人が私のスタンガンを奪って反抗し、逃げた」と証言した。

この映像が動かぬ証拠となり、今回は警官が殺人罪で有罪になった。

ファーガソン事件も、NYの“締め殺し”事件も、いずれも黒人を虫のように殺した白人の警官が無罪になりアメリカ中大きなプロテスト運動が起こったが、今回だけはそうはいかなかったらしい。

怖いのは、こんな事件がもう驚くべきことではなくなったことだ。
アメリカでは白人警官が無抵抗の黒人を殺して無罪になる事件が日常茶飯事に起こっている。
まるで、「黒人リンチ時代」に逆戻りしたか、いや、法の下でこれらが放置されていることを考えるとかえって後退している気がしてならない。

警察 vs 市民

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黒人への差別的な扱いに世間がこれほどまでに声を上げるようになった背景には、この間も書いたようにソーシャルメディアの発達がある。
誰もがスマートフォンを持ち歩き、即座に写真や動画をその場で撮り、次の瞬間その画像が世界中を駆け巡る、そんな世の中だからこそ、「誰も見ていないだろう」と何かをしでかすことは不可能になりつつある。

警察がその特権を利用して、罪のない黒人たちをボコボコに殴り殺してやり過ごせた時代はすでに終わり、今はそんな警察が血祭りにあげられている。
これは一時的にはいいことなのかもしれないが、アメリカにおける警察の、長い間の「勘違い体質」はだからといってすぐに改善されるわけでもなく、根本的には彼らの教育を一からやり直すべきだと思う。
アメリカで警察官になりたいと思う理由は、「世の中を正すため」でも「街の平和を守るため」でも「市民の暮らしをよりよくするため」でもなく、「誰かを従わせる快感」だというリサーチがあるそうだ。

つい先日の新聞での記事。
ハワイの男性がドローンを使って空中から景観を撮影していたところ警察がこれを注意、それに従わなかったところ強引にスタンガンで撃たれた。
注意する、話をする、根気よくやめさせる、という手順を踏まずにいきなり撃つ、これが許されると思っているところに根本的な問題があるはずだ。

そういった根本的な解決を試みようとしない暴挙がまたひとつ。

テキサスの(もちろん共和党の)議員が、「警察官を近距離で撮影してはならない」という法律を提案したという。
これはもちろん、昨今たて続けに起こっている警察官の暴挙を証拠として市民に撮影されることを恐れた“警察側の対策”。
黒人を今までのように自由にいたぶれなくなることを恐れての“提案”であることは明らかで、どうして市民の代表である議員がこんなバカげた思考に走れるのかと呆れるばかりだ。

Texas lawmaker proposes bill limiting citizens' ability to record police officers
(3/27、〝The Daily Texan″)


さすがにこれには各方面から避難ごうごう、提案は取り下げられた。

Bill to limit filming of police activity is dropped
(4/10、 〝Dallas Morning News")


そんなアホな報道に呆れ果てていたころに次のあの事件が起こった。
「バルティモア事件」
4月12日、ナイフを所持していたとして拘束された黒人男性フレディ・グレイさん(25)が、護送車で警察署に移送されるまでの間に脊髄を損傷し、1週間後に死亡したもの。

拘束される際のビデオを見たが、数人の警察官がフレデイさんの体を締め上げ、その際に明らかに体に異変が起きていたのがわかる。脊髄が折れるまで締め上げる必要がいったいどこにあるというのだ?

この事件を受けて、グレイさんの葬儀のあった27日にはボルティモアでは市民による暴動が発生、夜間外出禁止令と非常事態令が発令された。警察発表によると、これまでに警官約100人が負傷、暴動に参加した約270人が逮捕された。
29日には、大リーグのボルティモア・オリオールズとシカゴ・ホワイトソックスの試合が現地で行われたが、メジャーリーグ史上初の無観客試合となった。
この様子はシカゴの各新聞でも「非現実的な写真」として一面に取り上げられていた。
大リーグ始まって以来の異常な事態に、選手たちは「奇妙な感じ」、「オープン戦のようだった」と話した。







(photo by/HUFF POST SPORTS,05/01/2015 )




そして先ほど入ってきたニュース。

黒人男性死亡は「殺人」=警官6人訴追―米ボルティモア (時事通信2015年5月2日(土)01:16)
 
【ワシントン時事】米東部メリーランド州の検察当局は1日、黒人男性フレディ・グレーさん(25)がボルティモア市警察に拘束された後に不可解な死を遂げた事件について、殺人として立件したと発表した。検察当局は事件に関与した警察官6人を、第2級殺人罪などで訴追した。
 グレーさんは4月12日、警官に拘束された後、脊髄損傷で意識不明に陥り、1週間後に死亡した。地元メディアは、護送車で移送中に突き出たボルトで頭部を強打したなどと報道していた。
 検察当局はこれに関し、警官らは護送車両に連れ込んだグレーさんにシートベルトを着用させることを怠った上、迅速にグレーさんの異変を察知して適切な措置を講じなかったなどと指摘。車両を運転していた警官1人に第2級殺人罪を適用し、他の警官も過失致死罪などで訴追した。グレーさんの拘束自体も「違法だった」とした。 


警官6人の追訴が決定したとはいえ、これですぐに全てのことが解決するはずもなく依然事態は深刻だ。

『トランスフォーマー/ロストエイジ』~シカゴ紹介

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世界各地の映画のロケ地を映画と共に紹介する、『映画のある旅』。
このたび、シカゴが『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2004年 アメリカ)のロケ地として初めて紹介されました。

記事執筆および写真撮影をすべて私が担当させていただきました。
どうぞご覧くださいませませ。


http://wowow.jal.co.jp/chicago/movie01

GOROの一番長い日。

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去年の末あたりから、GOROが口をもぐもぐし始めた。
食欲も運動も、普段通り何も変わらないんだが、ちょっとおもちゃでラフな遊びをするときまって口をもぐもぐ。
大好きな“段ボール引き裂き遊び”のあと段ボールに血がついていたこともあったので、お医者さんに定期検診に行った際に聞いてみたところ、上の奥歯がぐらぐらしているという。
そのまま放っておくと歯茎が化膿してよくないというので、抜歯の見積もりをとってみたらひっくりかえるような値段。

かなりひるんでいたら、友達の犬がやっぱり同じような抜歯手術をしたというのできいてみたところ、約半額。
結構評判のいい獣医さんだったので、私たちもそっちに行くことにして先週GOROをみてもらった。
一度ちゃんとどれくらい歯が歯茎に食い込んでいるか確認したうえで抜くかどうか決めましょう、ということで翌週のアポを入れて帰宅。

そして、今週。
ぶるぶる震えるGOROをなだめすかして(?)再び獣医さんへ連れて行き私たちはいったん帰宅。
麻酔をかけて大人しくさせてから、隅々まで歯を診察したところ、やはり抜いたほうがいいという知らせ。
その他にも下の前歯がぐらついていて多分痛みがあるだろうから、これも抜いてもらうことになった。
ついでに歯垢もきれいに除去してもらうことに。

もうこっちのほうがドキドキ。
たまに、麻酔をかけたまま目覚めず死んじゃった、というミスもあると聞くので何をやっても手につかず。
方やPちゃんは「大丈夫、大丈夫」と平気顔。
お医者さんがとてもプロフェッショナルな説明をしてくれたので、100%信じきっている様子。
いつもは逆のパターンなのに・・・。

午後4時、麻酔から覚めたので引き取りに来てもいいよ、と電話が入りお迎えに行った。
よろよろしてるかと思ったが、元気そうで安心した。
人間もそうだけど、歯が病むと全身に病が広がるもの。
早期発見して処置できてよかったよかった。

でも彼の医療費は、年間の私たちの医療費よりも高いのであった・・・トホホ。
頑張ってこの分稼がなきゃ。



半日ぶりに娑婆に出たGORO


今日お世話になった病院の前で


今日から歯の心配なくおいしく食べられるね。

阿波踊りシカゴ連、初舞台。

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5月9日(土曜日)

シカゴ大学の日本学生協会(The Japanese Student Association)主催の、日本文化紹介イベント”Spring Festival”が、シカゴ大学構内で開催され、発足したての「阿波踊りシカゴ連」が初参加。
ブースを借りて7月に行われる「Japan Day」の宣伝と、当日行う予定の参加者全員で踊る阿波踊りの予告&練習を兼ねての参加だった。

4月にこの話を聞いたときはちゃんと人前で踊れる「踊り子」と呼べる人がひとりしかいない状態だったし衣装もない状態だったので、とても無理だと思っていたけれど、
その後1か月の間に2人の“元セミプロ”が加わり、衣装も徳島県や高円寺の「びっくり連」さんから寄付していただいて、おかげでこの日を迎えることができた。

結果、大成功!
会場に集まった人たち全員に即興レッスンを行い、みんなで踊って盛り上がった。
やっぱり阿波踊りはインターナショナル!


シカゴ大学の創業者、ロックフェラー氏の肖像画が飾られたホールで行われた。


女踊りの梓さん、男踊りのアキナさん。おふたりともかわいくてとても上手。



徳島市で英語の先生をしていたキャサリンさん(左)は、昔「都連」に所属して踊っていたそう。
この4人で演舞。


演舞のあとはミニレッスンをして、「Happy」に合わせてみんなで踊り狂う。


お手伝いもたくさんきてくださいました。


タツ青木さんの太鼓&Jazzコラボ。
このあと阿波踊りがこれに乱入。Jazzと阿波踊りのコラボが実現。

ありがとう、B.B. King

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5月13日
ブルース界の、いや音楽界の帝王、B.B.キングが亡くなった。89歳。
数年前から持病の糖尿病が悪化し、たびたび入院を繰り返しつつもステージに立ち続けていたが、今回ばかりは病床から復活することはかなわなかった。
昨年10月、シカゴでのライブの途中で脱水症状になりそのまま病院に運ばれて、あのときはもうだめかと思ったが何とか持ち直して今年もあちこちにツアーに回る予定が組まれていた。
この年齢で、この状態で、そこまでしてツアーをしなければならないのか、と誰もが思った。彼が生きているうちに一儲けしておこうという意地汚いプロモーターと、マネージャーの策略なのか・・・と、キングが不憫にさえ思えた。


私がB.B.キングを最後に見たのは、2013年、近所のフェスティバル。ピーター・フランプトンらギタリストとの共演だった。

その時の記事がこれ。

http://www.usshimbun.com/Music-Series/music-vol.2-Frampton'sGuitarCircus

ステージの真下にあるカメラマンエリアから必死になって写真を撮っていた私のほうを見て、ゆっくりとカメラ目線を送ってくれた。
そればかりか、口で〝Hi"と言いながらあの大きな手をちょこちょこっと振ってくれたのが本当にうれしかった。
こういう気遣いができるやさしさと謙虚さを常に持ち合わせていた人だった。














昔の体形から比べると驚くほど痩せこけていたけれど、声の艶は89歳とは思えないほどよく、マイクにもよくとおるバリトンボイスだった。
とはいえ、さすがに長時間をこなす体力はすでになく、実質は20分ほど。そのうちほとんどがギターもひかずしゃべっていた。
それでも彼を見たさに集まった観衆は、まるで神様を拝むように惜しみない拍手を送っていた。
あの時誰しもが心でこう祈っていたに違いない。

「この“Thrill Is Gone”が再び聴けますように・・・」と。


どんな人にも必ず最後の時は訪れる。
それまでにどう生き、何を残せるかはその人の生き方次第だ。



ミシシッピの小さな町で生まれ、メンフィスに出て頭角を現しブルースマンとして成功を収めた。
彼のギターは、「一音鳴らすだけでキングだとわかる」と言わしめるほどのカリスマ性を秘めていた。
ギャンギャンといらない音のオンパレードをわめき散らすそこらのギタリストとちがって、彼のギターにはだれにもまねできない“間”があった。
その品のいい間が独特のグルーブとなり、B.B.キングのブルースとなっていた。
ブルースミュージシャンだけでなく、ロックやR&Bなどすべてのギタリストが心酔し、なんとか真似ようとしていたと言っても過言ではない。
彼のギターと歌を聞いてしまったら、そんじょそこらのロックなど、もうただのガキの音楽に聞こえてしまう。
ストーンズすらかすんでしまうのだ。

「真に偉大なミュージシャンは、死んで人を残す」という言葉のとおり、B.B.キングはこの世に彼の魂を引き継ぐ“チルドレン”を残した。



しかし、ここ数か月の彼を取り巻くニュースは暗く切ないものばかりだった。
長年のマネージャーがキングの容体を知りながら、適切な医療を与えず「老人虐待」をしている、とか彼の財産を横領している、と実の娘たちに訴えられるなど、近親者での醜い争いが繰り広げられていた。
また、マネージャーは病床のキングに最後の別れをしたいと望む実の娘たちだけでなく、親しい友人たちにも一切会う機会を与えなかったという。
自分がもうすぐ神に召されるとわかっていながら、親しい人たちにも会えず白い天井ばかりをみつめていたキングの気持ちやいかにと思うと、いたたまれなくなる。



彼の生き様と同じように、彼のこの「死に様」も多分多くのミュージシャンたちに影響を与えたに違いない。
80歳を過ぎて活躍する現役のブルースマンたちは、これをどのように受け止めただろうか?
せめて最後のひと時は家族と手を取り合って安らかに眠りたい、との思いを強くしたに違いない。

キングは故郷、ミシシッピの小さな町インディアノーラにある教会墓地に埋葬されるそうだ。
「子供の頃、綿を摘んでいたあの綿花畑の近くの教会に埋葬してほしい」
これが、キングの遺言だったという。



どうか、安らかにお眠りください。


二日間でアメリカが変わった。

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昨日、今日と二日続けてアメリカは勝利に沸いている。
久々に胸のすくような勝利だ。
なにも戦争に勝ったわけではない。アメリカの国内にうごめいていた悪に勝利したのだ。

6月25日。
アメリカ最高裁は、民主党・オバマ大統領政府が進めてきた「国民皆保険制度」通称“オバマケア”の違法性を退けた。
これで、オバマケアは大きく前進することになる。

今まで何度となく、共和党に法案を潰され、邪魔され続けてきたこの法案がやっと、法的に大手を振って推進できるのだ。
国民がみな健康でいられること、家や土地をはぎとられることなくまっとうな費用で医者にかかれる権利、こんな国として最低限のことが今までどうしてなかったのか、そのことのほうがむしろ不思議だ。
しかもアメリカという世界の「大国」で。

それもこれも、政治がすべて金がらみだったからだ。
アメリカでは保険会社が巨額の富を得ている。貧しい国民から根こそぎふんだくって、保険会社のCEOは年に何十億という給料をもらっていた。
その保険会社は賄賂を積み、あの手この手で政治家を味方につけ、必死になってこれを阻止してきた。
でもそのばかばかしい戦いについに終止符が打たれたのだ。

オバマ大統領の“勝利スピーチ”でも、「今まで何度も何度も何度もじゃまされてきた」というコメントがあったが、彼の真っ白になった頭髪を見ていると本当にこれにこそノーベル平和賞の価値があると思った。
(皮肉にもその前に「ウソの反核宣言」でもらっちゃったけど・・・)


そして本日6月26日。
アメリカ全50州において、同性婚が法的に認められることになった。
これで、長い闘いに終止符が打たれ、やっと同性カップルも法の下に夫婦と認められ、ほかの夫婦と同党な権利を得られることになる。
全てのゲイフレンドよ、おめでとう!



この歴史的なふたつの法案を通したオバマ政権は、これで歴史に名を刻むことになるだろう。
そして、共和党の連中は憎しみの炎を燃えたぎらせ、「2016年の大統領選挙で共和党が勝利したらすべてをひっくり返してやる」と息巻いている。
ここまで本気で国を潰そうとする政党って、見たことも聞いたこともない。

とまれ、おめでとう、アメリカ。






さて、本当の戦いはまだ残っている。
この国から「人種差別」がなくなるその日まで・・・。




★記事

#LoveWins: The Civil Rights Agenda reacts to SCOTUS same-sex marriage ruling

(Fri. June 26, 2015 11:16 AM)

Supreme Court rules same-sex couples have right to marry



★過去のブログから

アメリカの医療制度、どうにかしろ!!(2009年)

2012年大統領選~化け物たちが集まってきた(2011年)

仕事の切れ目が命の切れ目?
(2011年)


雨、雨、また雨・・・。

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気が付けばもう7月も間近。
6月はなんだか肌寒く、じとじとと雨ばかり降っているうちに終わってしまった感。
なんと、1902年以来の「雨の多い6月」だったんだそうだ。

そんな雨の6月は、今までになく「あっ」という間にまさに瞬きをしている間に過ぎ去ってしまった。
なんとブログを今回を入れて2度しか更新できていないじゃないの・・・。
それというのも、シカゴ・ブルースフェスティバル(6月12~14日)の取材に加えて、その前後に日本から2組の友人がきてバタバタしていたこと、
うち1組(女性おふたり)が我が家に2泊していたため観光案内やら運転やらで自分の自由時間がまったくなかったこと、
その合間に別の取材やら友人の商売のお手伝いやら、また7月に行われる「日本祭」での阿波踊りの指導やらで走り回っていたことが理由。
結局、忙しいだけでお金になる仕事はほとんどなかった。

しかし、お金というものは回るところにはきちんとまわっていて、私のような「善意のボランティア」のところは素通りしていく仕組みらしい。
世の中ってなんだか不条理なことばかり。


ちょっと愚痴の多い6月でした。


伝説のミュージシャンを撮り続ける写真家、ポール・ナトキン(Paul Natkin)個展  “Superstars”

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古くなってしまったけど、ちょっと前に書いた記事より。


伝説のミュージシャンを撮り続ける写真家、ポール・ナトキン(Paul Natkin)個展 
“Superstars” 8月2日まで開催中

 

 シカゴの音楽イベントの撮影現場で必ず出くわす一人のフォトグラファーの存在がずっと気になっていた。
 ステージ真下のメディア席で静かに機をうかがっては、ここぞというときに被写体に歩み寄り、数回シャッターを押したかと思うとすぐに席に戻ってまた次の機会をじっと待つ。明らかにデキる人物のオーラが放たれている。この人こそ、シカゴを代表する写真家、ポール・ナトキン(Paul Natkin)氏だ。

 80年代にはあのプリンスの「パープル・レイン」のプロモーション写真を一手に手掛け、80年代後半から90年代初頭にかけてキース・リチャーズやローリング・ストーンズ、ブルース・スプリングスティーンのツアーに公式フォトグラファーとして同行し、数々の有名雑誌の表紙を飾る歴史的な写真を世に送り出した、知る人ぞ知る人物。そのポール氏の個展『Paul Natkin: Superstars』が、現在シカゴ市内のギャラリーで開催されている。


6月6日、会場で開かれたミニ・トークイベントの様子


ツアーフォトグラファーとして世界を駆け巡った日々

 21歳の時、著名な写真家であった父親の勧めでシカゴ・ブルズのチームフォトグラファーとなり、この道へ。「その頃は将来に特に何の計画もなかったから、駐車場が無料で使えてタダで全試合が見られる、VIP席に座れるという特権につられただけ」(ポール氏)。もともと音楽が好きだったことから、次第にコンサート写真やミュージシャンの撮影にシフト、「Rolling Stone」などの音楽専門誌や「Time」、「People」など一般雑誌、メジャー&インディーズのレコードレーベルなどとの仕事を多く手がけていくようになった。



 彼の運命を変えたのは84年。当時じわじわと人気に火が付き始めていたプリンスが、地元ミネアポリスの「ファースト・アベニュー・クラブ」で行ったシークレット・バースディパーティに招かれた。「(カメラマンが)きっと大勢いるんだろうと思って行ってみたら、なんと自分一人だけだった」この夜のパーティで、“プリンス&ザ・レボリューション”が初めて世に披露された。
 ポール氏のカメラレンズのすぐ前に膝まずきポーズをとったプリンスの写真は、今でも伝説のショット。その後すぐに『パープル・レイン』が発売され、プリンスはたちまち時の人となっていく。
 「あのときどうして彼が自分をただ一人のフォトグラファーとして選んだのかはまったくわからない。けれどあの一晩に撮った写真で、十分すぎるほどのお金が入ったのは確かだね(笑)」
 88年にキース・リチャーズのインタビュー写真を撮ったのが縁で、ローリング・ストーンズと共に数か月間世界を旅した。「ストーンズの公演はまるでブロードウェイのショウのようなものだった。毎日同じセットで同じ写真を延々と撮り続ける。どんな街に行こうがどんなゴージャスなホテルに泊まろうが、ホテルから一歩も外に出ずに現像に明け暮れる日々。人生で最も退屈だったよ」



キース・リチャーズの伝説の「中指立て」写真。撮った本人も気づかずしばらく現像されずにストレージに眠っていたが、ある日友人が偶然見つけて世間に発表したところたちまちキースお気に入りの有名な写真になった。キースは人間としてもとても魅力的で、“He is the nicest guy in the world.”(ポール氏)


(一番手前)1985年8月号の『Newsweek』の表紙になった、ブルース・スプリングスティーン「Born In The USA」ツアーのオープニング、セントポール公演でのショット。この時、Bossの最初のミュージックビデオ”ダンシングイン・ザ・ダーク”の写真撮影も行った。そのなかでBossとステージで踊っていた女性(覚えている方もいるだろうか?)は、今はティーンネィジャーの母。息子にあの時ブルースと踊ったことを自慢しているそうだ。


ミュージシャンの今・昔

 昨今は商業的写真からは一歩身を引き、ブライアン・ウィルソン(元ザ・ビーチ・ボーイズ)のロードマネージャーを務める傍ら、チャリティー団体などでの撮影の仕事を淡々とこなしているポール氏。常にアメリカの音楽ライブシーンを文字通り最前線で見てきた彼の目からは、昨今の音楽業界の姿はどう映っているのだろうか。
 「90年代からミュージシャンはアーティストではなくセレブリティ―になってしまった。マネージャーがミュージシャンのイメージ戦略を色濃く打ち出し始め、撮影に関してもうるさくコントロールするようになり、同時に写真家の仕事に対するリスペクトもなくなった。コンサートの“3曲ルール”(最初の3曲だけにのみ撮影を許可するというルール)や、著作権に関して写真家側に不利なサインを強要し始め、これらを拒否したおかげで仕事の95%を失ったよ」

 シャッターを切ったその瞬間から作品には写真家の魂である「著作権」が宿る、これは絶対に蹂躙されてはならない、とポール氏。そのために某大物タレントを相手に大きな訴訟を起こし、5年以上戦ったこともある。こと著作権に話が及ぶと、普段の温厚さが消えてとたんに厳しい表情に。どんな圧力にも屈しない、プロフェッショナルとしてのプライドを守るストイックなこの姿勢があるからこそ、長きにわたって錚々たるミュージシャンたちから絶大な信頼を得てきたのだろう。
 とはいえ、これまでに撮影した何万枚ものコレクティブな写真の著作権で悠々自適に生活できるのは聞かずとも知れたこと。今はどんな生活をしていますか?とトークショウの参加者から聞かれ、「映画やTVドラマシリーズ、DVDをうちにあるビッグスクリーンで見るのが楽しみ。近頃は日に10時間くらい見てるよ」と笑う。 
 
 シカゴでは折しも音楽フェスティバルシーズンが開幕。また今年も、ポール氏と肩を並べて撮影できるのが楽しみである。





~以下、質疑応答から抜粋~
Q:いいカメラマンと悪いカメラマンの違いは何ですか?
P:いいカメラマンはDecisive moment(決定的瞬間)を知っている。悪いカメラマンは何千枚もやみくもに撮る。まるで動画のようにね。

Q:デジタルとアナログの違い、良し悪しは?
P:個人的にはどちらも同じ。あえて言えばデジタルはフィルム現像などのコストがかからないのがいい。

Q:「決定的瞬間」はどこでわかる?
P:これといって特にはないね。あえて言えば、ロック・ミュージシャンの場合、たいがい高いところに上ったときに何か起こるかな(一同爆笑)。

Q:好きな被写体は?
P:ジューダス・プリーストはよかったね。


■ Paul Natkin: Superstars

8月2日まで。毎日10 a.m.-7 p.m.
場所:Ed Paschke Art Center, 5415 W. Higgins Ave.
CTAブルーライン「ジェファーソンパーク駅」徒歩5分
edpaschkeartcenter.org

■ ポール・ナトキン氏 Website : http://natkin.net/





(そして後日・・・)6月12日、日本からシカゴに遊びに来てくれた古い友人夫妻を、再びこの展示会にお連れした。
ご主人はプロのカメラマン。アーティストを撮影することも多いとのことで、大いに喜んでくれた。


 


2015 シカゴ・ブルース・フェスティバル

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今年も怒涛の3日間が無事に終了。
それにしてもシカゴの天気は本当にどうかしている。
前の週まで30度近いピーカンの真夏日が続いていたと思ったら、とたんに↑↓差が激しくなる。

フェスティバルの期間中は、
初日→風が強くて気持ちが萎えるほどの寒さ
2日目→蒸し暑くて不快指数100%。夜は大雨。
3日目→とにかく暑い・・・。

と、極端な気候変動の3日間だった。
で、そんなこんなの3日間の記録。



6/12

初日は夜からの参戦。

Windy City Blues Society Stage
11am - Will Tilson Trio
12 Noon - Jade Maze Blues Band
1pm - Low-reen & the Maxwell St. Market All-Star Jam
2:30pm - Mary Lane and the No Static Blues Band
3:45pm - Honeyboy Edwards’ 100th Birthday Tribute
5:15pm - Tyrannosaurus Chicken
6:30pm - Geneva Red & the Original Delta Fireballs

Budweiser Crossroads Stage
11:15am-12:15 - Quintus McCormick
12:45-2pm - Mary Lane
2:30-3:45pm - Charlie Love
4:15-5:30pm - Nellie "Tiger" Travis and special guest B B Queen

Jackson Mississippi Rhythm & Blues Stage
11:30am-12:30pm - Panel Discussion with Richard Shurman- "100 Years of Blues Greatness: Honoring Distinguished Centennials"
1-2pm - Scott Albert Johnson
2:30-3:30pm - Jj Thames
4-5pm - John Primer
5:30-7:45pm - Kenny "Beedy Eyes" Smith Jam Session

Pepsi Front Porch Stage
Eddie Shaw
12 Noon–1pm - Blues In The Schools with Stone Academy, Eric Noden, Katherine Davis
1:30–2:30pm - Studebaker John's Maxwell Street Kings
3-4pm - Andy T Nick Nixon Band
4:30–5:30pm - Eddie Shaw & The Wolfgang
Petrillo Music Shell

6-6:45pm - Zora Young
7:05-8:05pm - Clarence Carter



8:25-9:30pm - Syl Johnson
 
チューニング狂いまくりもなんのその、「俺はこれでいいんだ!ちくしょーめ」と突っ走るシル・ジョンソン。恐るべし(笑)

 大好きな、Willie Hayes




6/13

Windy City Blues Society Stage
11am - Napoleon Tabion
12 Noon - Altered Five Blues BandJamiah “On Fire” and the Red Machine
1:15pm - Gerald McClendon Band aka "The Soulkeeper"
2:30pm - The 3 Bobs: Margolin, Corritore & Stroger
3:45pm - Frank Bang and The Secret Stash with special guests
5:15pm - Blues Doctors - Adam Gussow & Alan Gross
6:30pm - Jim Liban and Joel Paterson

Budweiser Crossroads Stage "The Next Generation"
11:15am-12:15pm - Jamiah “On Fire” and the Red Machine
12:45-2pm - Marquise Knox
2:30-3:45pm - Jarekus Singleton


初めて聞いたが、このバンド超かっこいい!
リズムもタイトでギター&ヴォーカルもジミヘンのよう。これから注目していこう。



4:15-5:30pm - Shawn Holt & the Teardrops


ご存知、マジック・スリムの息子のバンド。

Jackson Mississippi Rhythm & Blues Stage
11:30am-12:30pm - Panel Discussion – “Essence of Soul Blues” with Alex Thomas and Johnny Rawls
1-2pm - The House Rockers
2:30-3:30pm - Vickie Baker
4-5pm - Johnny Rawls
5:30-7:45pm - Jam Session with The House Rockers

Pepsi Front Porch Stage
12 Noon-1pm - Austin Walkin' CaneLurrie Bell
1:30-2:30pm - Lurrie Bell
やっぱりこのバンドを聞かなくちゃシカゴ・ブルースフェスティバルにきた意味がない。

 

 


3-4pm - Paul Oscher Trio
4:30-5:30pm - Cash Box Kings

 
オールドスクールをきっちりやってくれるこういうバンド、好きだな。


Petrillo Music Shell
5:30-6:15pm - Toronzo Cannon
6:30-7:45pm - Shemekia Copeland


予定されていたタージ・マハールが体調不良のため、急きょピンチヒッターにたったシェミちゃん。
さすがの余裕と安定感。
途中から天気予報通り雨がポツポツ・・・ストームの予感が。


8:05-9:30pm - Buddy Guy

今回のフェスティバルのメインイベント~だったけれど、ごめんよBuddyさん、
大雨に恐れをなして私しゃあなたのお店へ逃げ込んで別のバンドを観に行きました。
あなたがぶいぶい歌っているちょうどそのころ頃、あなたの店で虫けらみたいに扱われてブチキレておりました。



NYからわざわざやってきた大切な友人、ビル・シムズを聞きに。マシュー・スコラー・バンドとの共演。
このバンドだけちょこっと見たかったのに、店員はこの後のブッカー・Tのチケットと合わせて45ドル支払え、のいってんばり。
おまえさんたち、私のこといつもここにきてちゃんとお金払って写真とってるメディアって知ってるでしょうに・・・。

困り果てていたら、出番前のビルシムズが助けに来てくれた。2年ぶりの再会がこんな形でトホホのホ。
彼の計らいでやっと入れるようになったかと思ったら今度はID見せろって?ざけんな。
若い女性店員のとどめの一言。
「あなた、本来なら45ドル払わなくっちゃいけないのよ。なんなのよいったい」
なんなのよ、とはこっちのセリフ。今度バディに「あんた店員教育ちゃんとしろ」って直談判してやる。
おかげで怒り心頭、音楽に集中できず。
当分ここへは行かない、と決めた夜。


6/14

Windy City Blues Society Stage
11am - Mz. Peachez and Her Casanovas with Killer Ray Allison
11:50pm - Willie Buck's Right Sound Blues Band
1pm - Bob Margolin & the VizzTone Allstars
2:35pm - Wolf All-Stars with John Primer

  
この時期大忙しのジョン・プライマー。メルヴィンとはやっぱり一番息があっている。

4pm - Keyboard Round-robin hosted by Marty Sammon

  
Ariyoとバディ・ガイ・バンドのピアニスト、マーティ・サモンのピアノバトル

5:30pm - Charlie Love & the Silky Smooth Band
6:40pm - Chainsaw Dupont's Blues Warriors

Budweiser Crossroads Stage
11:15am-12:15 - Chick Rodgers
12:45-2pm - Holle Thee Maxwell
2:30-3:45pm - Blues Shaking the Fields
4:15-5:30pm - John Németh

Jackson Mississippi Rhythm & Blues Stage
11:30am-12:30 - Panel Discussion – Muddy Waters & Willie Dixon
1-2pm - Tawanna Shaunte
2:30-3:30pm - Tonya Boyd-Cannon
4-5pm - Patrice Moncell
5:30-7:45pm - Blues Jam Session with Dexter Allen


Pepsi Front Porch Stage
12 Noon-1pm - Celebrating Centennial of 1915–2015 - Round Robin with Bill Sims Jr. (Tribute to Brownie McGhee), Paul Kaye (Tribute to David "Honeyboy" Edwards) and Donna Herula (Tribute to Johnny Shines & Rosette Tharpe)
1:30-2:30pm - Paul Kaye Trio
3-4pm - M.S.G. Acoustic Blues Trio
4:30-5:30pm - Heritage Blues Orchestra Quartet



 
なんてったて、このバンドを見れただけで今年はもう十分。
これぞルーツミュージック。方向性がはっきりしているバンドは見ても聴いてもすがすがしく、ストンと腹に落ちていく。
グラミー賞ノミネート(2013)の理由はここかもしれない。


Petrillo Music Shell




5-6:05pm - Billy Branch and the Sons of Blues and special guest Eddy “The Chief” Clearwater
6:20-7:45pm - Willie Dixon Centennial Tribute featuring Billy Branch, Keshia Dixon, Tomiko Dixon, Bobby Dixon, Freddie Dixon, Alex Dixon, Cash McCall, Sugar Blue, John Watkins and Andrew Blaze Thomas


エディ”ザ・チーフ”クリアウォーターとロニー・ベイカー・ブルックス



“仕切り役”のビリー・ブランチも大忙し。
う~ん、2013年もそうだったけど、“オールスターもの”ってまとめるのが難しいんだろうな。
ろくにきっちりリハできてなかったんだろうなー。いかにも急に合わせました感丸出しだったのがとっても残念。
そんななか、いろんなアーティストたちを大奮闘で束ねた親方、お疲れ様でした。


  
最後はディクソンファミリー3世代総出。う~ん、でも歌はちょっと(苦笑)



8:05-9:30pm - Muddy Waters' Centennial Tribute featuring Bob Margolin, Mud Morganfield, Big Bill Morganfield, John Primer, Rick Kreher, Bob Stroger, Kenny “Beedy Eyes” Smith, E.G. McDaniel, Barrelhouse Chuck, Jerry Portnoy and Paul Oscher
Mud Morganfield



 

 

最近だんだん父親に似てきたマッド。
一生「マディ・ウォーターズの息子」と呼ばれる宿命はもうぬぐえない。

ブルースフェスティバルはまだまだ続く~Blues on the Fox~

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今年もブルースフェスを見るために日本からお友達がやってきた。
ブルースギタリスト&シンガーのナコミさんと、ドラマーのふみちゃん。

去年はブルースフェスが終わったらすぐに帰ってしまったけど、今年はそのあとも1週間滞在。
そこで、後半3日は我が家に泊まってもらって、近所で行われるブルースフェスティバルに一緒に行くことにした。

二人がやってきたその晩。



うちでだらだらとBBQをしつつ飲んだくれていたら、ご近所のシンガー仲間から「歌いに来ない?」とお誘いの電話があったので近所のBarにみんなで冷やかしに行った。
そこでさっそくなこみさんとふみちゃんが飛び入り。
シルバーおっさんたちが大喜びしたのは言うまでもない。
なにしろ日本人の女の子がブルースをやったもんだから、やんやの喝采。
ふみちゃんのベール(昨年12月に結婚)にも注目が集まり、「おめでとう」と声をかけられた。



シカゴのブルースシーンにずっと飛び入りしていたふたりにとっては、こういう郊外の「シニアのJazz文化」は新鮮だった様子。
実はこれこそ日常のアメリカだったりするのだ。




翌朝はゆっくり寝坊して、ブランチしたあと、

 
Fermi Labのバイソンを観に行って

ブルースフェスティバル第1日目へ。

Friday, June 19




ROYAL SOUTHERN BROTHERHOOD: 7 P.M.
What do you expect when you take screamin’ guitar, weave it together with The Neville Brothers’ soulful funk and drench it all in a smokin’ hot pot of Southern blues-rock? The result: Royal Southern Brotherhood. It’s no wonder guitar legend John Hiatt said these 5 rockers “are not a band – they’re an extravaganza.” With blues in their hearts, white-hot talent in their blood and New Orleans in their roots, The Soul of the South is kicking off Blues with an outright party.


ネヴィルブラザーズのシリル・ネヴィル率いる、ニューオリンズサウンズバンド。


NORTH MISSISSIPPI ALLSTARS: 9 P.M.
3人だけの不思議なサウンドの何とも形容しがたいバンドだった。

途中で抜けて、近所のカジノにやってきたGuy Kingを観に行く。

 


翌日。
Saturday, June 20
Gates Open: 2 p.m.

 




この頃はピーカンの絶好のフェスティバル日和





MORELAND & ARBUCKLE: 3 P.M.

3人だけなのに、リズムのタイトなかっこいいバンドだったなー。カンザスシティから運転してきて寝不足だったそうで、このあたまたすぐ車で戻っていった。タフな人たち。

Kansas natives Moreland & Arbuckle have the grit of The Heartland in their blood, their souls and their blues rock style. Just ask a few of the iconic artists they’ve hit the road with: ZZ Top, Buddy Guy, George Thorogood… the list goes on. With Aaron Moreland’s shredding guitar, Dustin Arbuckle’s piercing lyrics and serious wailing on the harmonica and Kendall Newby on the drums, the powerhouse trio takes the phrase “roots rock” to the next level, filling that classic American style to the brim with blues, country and soul. Their raw talent, creativity and straight up badassery are taking the blues scene by storm – and you’re coming along for the ride.


OTIS TAYLOR BAND: 5 P.M.



The blues are all about storytelling, and there ain’t no storyteller like Otis Taylor. Born in Chicago and raised in Colorado, this guy has seen it all. When he first got his hands on a banjo as a kid, he learned to musicalize both the good and the bad, and the rest is history. Since then, Otis Taylor has mastered the guitar, mandolin, harmonica and, of course, banjo, crafting his own blues meets psychedelic rock, drenched in country style that The New Yorker dubbed “Velvet Underground Railroad.” Add those musical chops to powerful lyrics, soulful energy and commitment to keeping the blues kickin’, and you’ve got a legend-in-the-making. There’s a reason Guitar Player Magazine calls Otis Taylor “arguably the most relevant blues artist of our time.” And here’s something cool: Standing Bear, from the blues-rock band Indigenous, is joining Otis Taylor on stage for his mind-blowing set.

MAVIS STAPLES: 7 P.M.
 

今回のフェスティバルは彼女を見るためにほとんどの人たちが集まったと言っていいだろう。
最初の3曲で心配していた雨が激しくなり、雷も伴ったためいったん中断し、次のバンドに切り替えて再び出番を待つことになったのだが・・・



TROMBONE SHORTY & ORLEANS AVENUE: 9 P.M.






あー、これは本当に趣味がドンピシャの久々の心ふるえるバンドだったのに、激しい雨と雷のため結局フェスティバルは中止に。
蜘蛛の子を散らすように、みんなあっという間に帰って行った。
なんだか消化不良のママ家路についた私たちであった。

Trombone Shorty grew up in New Orleans’ Tremé neighborhood, and played himself on the HBO series “Treme,” set on the streets of his youth. Shorty has been a bandleader since the age of six, toured the world at the age of 18 as part of Lenny Kravtiz’ horn section and has served as an ambassador for his city since at least 2006, the year he played the SuperDome post-Katrina re-opening with U2 and Green Day.

植物園にシカゴシンフォニーがやってきた

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6月27日

今月いっぱいで日本に引っ越ししてしまう日本人のお友達ひろぽんを誘って、最後に主婦仲間数人で近所の巨大植物園、モートン植物園へ。
25日から3日間、ここで恒例のシカゴシンフォニーの野外コンサートが行われていたのだった。
でも最初の二日間は雷雨のために中止になってしまい、最終日にようやく快晴に恵まれた。



最後の1日とあってものすごい人・人・人・・・。




 
場所をとったらすぐに宴会を始めtる私たちであった。
なにがすごいって、みんなが作ってきてくれるお弁当がこれまたゴージャスで最高。Pちゃんもうれしそう。



お隣さんも宴会中。

 



西の空に沈む夕陽をバックに、ゆるゆるとクラシックを楽しむ。
これぞシカゴの田舎の夏の過ごし方。
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