10月13日(水曜日)快晴。
行き当たりばったりの旅、二日目。
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朝食をホテルですませ、ダビューク一番の名所「フェネロンエレベーター」に行ってみる。
世界一“急な”ロープ―ウェイ(エレヴェーター)として知られている。もともとは、丘の上に住んでいた市長が市内に通う時間を短縮するために個人的に作ったもの。
今でも車を利用しない住民のための重要な足になっている。
この頂上から見渡すミシシッピ~トライステイト(イリノイ、アイオワ、ウィスコンシンの3州をこう呼ぶ)は絶景なのだ。
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これから上ります
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頂上から絶景を見渡す
その後、このサインを撮るためだけにミシシッピ川を往復。
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ミシシッピ川沿いを走る、通称「グレートリバーロード」を北上。
今日は、ウィスコンシン州側の道ではなくまだ行ったことのないアイオワ側(州道52号線)を走ってみることにした。
走っても走っても、地平線が遠くに広がる牧歌的な景色は変わることがない。これぞ中西部、だ。
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途中、ボールタウンという小さな町で下車。
ここに実は、知らせざる絶景ポイントがあった。
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わしにも覗かせろや~(GORO)
道沿いに小さな墓地があったので、立ち寄ってみた。墓標に掘られた名前を見ると、ご先祖がどこから来たのかが一目でわかるからだ。
墓に掘られた名前は100%がドイツ名だったことから、このあたりはドイツからの移民によって開拓されたことがわかる。
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アメリカの移民の歴史を目の当たりにしたPちゃんはいたく感動したようす。
墓地にこんなに時間をかける観光客って、私たちくらいなもんだろう。
そしてもうひとつ。この町で素敵な出会いがあった。
「アイオワで一番古いレストラン」と看板に書かれたレストランを発見。どうしても中をみてみたくなり、少しだけ覗いてみた。
ちょうどお昼時と重なって大型観光バスが次々に到着していたことからも、地元ではかなり有名な店のようだった。
レストランの名前は「Breitbach's Country Dinning」ドイツ名。ドイツ国旗も掲げられ、店内の装飾もドイツのものばかり。
Pちゃんが忙しくレジをしていたおじさんにこの店の事を聞こうと話しかけたところ、なんとこの方こそお店のオーナー、マイクさんだった。
Pちゃんがドイツ人だとわかるや、マイクさんは忙しい手を休めてまでPちゃんと話すのに夢中。私たちに(昼間から)ビールをふるまってくれた。
マイクさんご自身はアメリカで生まれたドイツ系アメリカ人。1852年から続くこのレストランを今も守リ続けている。過去に2度の火災に見舞われて全焼したものの、地元の人々の厚い支援のおかげで立ち直った。
まわりにはレストランもなく、この小さい街にはなくてはならない大切な場所なのだろう。
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この方が、オーナーのマイク・Breitbachさん。
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「今度はゆっくり訪ねておいで。ランチをご馳走するから」そう言って、マイクさんは名残惜しそうに手を握ってくれた。
このレストランのお向かいには、マイクさんの弟のスキップさんが経営する雑貨屋さんがあり、そこでここの思い出に収穫祭のオーナメントを購入。彼が自宅の庭で育てた草花を自らの手で乾燥させ、一つ一つ手作りで編んで作っているという。
都会で買うと軽く20ドルはするような立派なオーナメントが、なんと8ドル弱。
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再びミシシッピ川沿いを、53号線に沿って北上。北に行くにしたがって、少しずつ紅葉も鮮やかになってくる。
そしてふたたび穴場の絶景ポイントを発見。
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赤や黄に色づいた木々の間から眺めるミシシッピ川は本当に美しい。
Mississippi Valley Overlook 展望台
住所 :32832-33298 Great River Rd, Jefferson, IA 52052
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そして、アイオワに別れを告げてミシシッピ川を渡り向こう岸のウィスコンシン州、プレーリー・ドゥ・シーン(Prairie du Chien :フランス語で「犬の草原」)へ。
名前の通り、この町はフランス移民によって開拓された街。
当たり前だが、街によって移民のストーリーもがらりと違ってくる。これを体感できるのも、中西部の旅の楽しいところだ。
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ミシシッピ川のほとりで、ウィスコンシンビールを味わう。ウィコンシンはビールの街でもあるのだ。
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プレーリー・ドゥ・シーンから、今度はウィスコンシン側のグレートリバーロードを北上し、途中のFerryvilleで日没を見る。
このルートはこの時期紅葉が美しいと、観光局もおすすめだった。
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夕陽とGORO。
このあと、さらに30分ほど北上したところにある少し大きな町、ラ・クロスで、今晩は宿をとることにした。
飛び込みで入ったモーテルは、プラス15ドルでGOROを受け入れてくれた。
今夜のディナーはちょっとだけ豪勢にリブステーキ(Pちゃん)。中西部といえばやはりステーキ。一度くらいは味わっておかないと。
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Pちゃんによると、とてもお肉はとても柔らかで味わい深かったそうな。
GOROも少しずつ旅のパターンに慣れたのか、安心して(それでも私にべったりへばりついて)爆睡。
(つづく・・・)
行き当たりばったりの旅、二日目。

朝食をホテルですませ、ダビューク一番の名所「フェネロンエレベーター」に行ってみる。
世界一“急な”ロープ―ウェイ(エレヴェーター)として知られている。もともとは、丘の上に住んでいた市長が市内に通う時間を短縮するために個人的に作ったもの。
今でも車を利用しない住民のための重要な足になっている。
この頂上から見渡すミシシッピ~トライステイト(イリノイ、アイオワ、ウィスコンシンの3州をこう呼ぶ)は絶景なのだ。


これから上ります

頂上から絶景を見渡す
その後、このサインを撮るためだけにミシシッピ川を往復。

ミシシッピ川沿いを走る、通称「グレートリバーロード」を北上。
今日は、ウィスコンシン州側の道ではなくまだ行ったことのないアイオワ側(州道52号線)を走ってみることにした。
走っても走っても、地平線が遠くに広がる牧歌的な景色は変わることがない。これぞ中西部、だ。

途中、ボールタウンという小さな町で下車。
ここに実は、知らせざる絶景ポイントがあった。


わしにも覗かせろや~(GORO)
道沿いに小さな墓地があったので、立ち寄ってみた。墓標に掘られた名前を見ると、ご先祖がどこから来たのかが一目でわかるからだ。
墓に掘られた名前は100%がドイツ名だったことから、このあたりはドイツからの移民によって開拓されたことがわかる。

アメリカの移民の歴史を目の当たりにしたPちゃんはいたく感動したようす。
墓地にこんなに時間をかける観光客って、私たちくらいなもんだろう。
そしてもうひとつ。この町で素敵な出会いがあった。
「アイオワで一番古いレストラン」と看板に書かれたレストランを発見。どうしても中をみてみたくなり、少しだけ覗いてみた。
ちょうどお昼時と重なって大型観光バスが次々に到着していたことからも、地元ではかなり有名な店のようだった。
レストランの名前は「Breitbach's Country Dinning」ドイツ名。ドイツ国旗も掲げられ、店内の装飾もドイツのものばかり。
Pちゃんが忙しくレジをしていたおじさんにこの店の事を聞こうと話しかけたところ、なんとこの方こそお店のオーナー、マイクさんだった。
Pちゃんがドイツ人だとわかるや、マイクさんは忙しい手を休めてまでPちゃんと話すのに夢中。私たちに(昼間から)ビールをふるまってくれた。
マイクさんご自身はアメリカで生まれたドイツ系アメリカ人。1852年から続くこのレストランを今も守リ続けている。過去に2度の火災に見舞われて全焼したものの、地元の人々の厚い支援のおかげで立ち直った。
まわりにはレストランもなく、この小さい街にはなくてはならない大切な場所なのだろう。

この方が、オーナーのマイク・Breitbachさん。

「今度はゆっくり訪ねておいで。ランチをご馳走するから」そう言って、マイクさんは名残惜しそうに手を握ってくれた。
このレストランのお向かいには、マイクさんの弟のスキップさんが経営する雑貨屋さんがあり、そこでここの思い出に収穫祭のオーナメントを購入。彼が自宅の庭で育てた草花を自らの手で乾燥させ、一つ一つ手作りで編んで作っているという。
都会で買うと軽く20ドルはするような立派なオーナメントが、なんと8ドル弱。


再びミシシッピ川沿いを、53号線に沿って北上。北に行くにしたがって、少しずつ紅葉も鮮やかになってくる。
そしてふたたび穴場の絶景ポイントを発見。

赤や黄に色づいた木々の間から眺めるミシシッピ川は本当に美しい。
Mississippi Valley Overlook 展望台
住所 :32832-33298 Great River Rd, Jefferson, IA 52052

そして、アイオワに別れを告げてミシシッピ川を渡り向こう岸のウィスコンシン州、プレーリー・ドゥ・シーン(Prairie du Chien :フランス語で「犬の草原」)へ。
名前の通り、この町はフランス移民によって開拓された街。
当たり前だが、街によって移民のストーリーもがらりと違ってくる。これを体感できるのも、中西部の旅の楽しいところだ。

ミシシッピ川のほとりで、ウィスコンシンビールを味わう。ウィコンシンはビールの街でもあるのだ。

プレーリー・ドゥ・シーンから、今度はウィスコンシン側のグレートリバーロードを北上し、途中のFerryvilleで日没を見る。
このルートはこの時期紅葉が美しいと、観光局もおすすめだった。




夕陽とGORO。
このあと、さらに30分ほど北上したところにある少し大きな町、ラ・クロスで、今晩は宿をとることにした。
飛び込みで入ったモーテルは、プラス15ドルでGOROを受け入れてくれた。
今夜のディナーはちょっとだけ豪勢にリブステーキ(Pちゃん)。中西部といえばやはりステーキ。一度くらいは味わっておかないと。


Pちゃんによると、とてもお肉はとても柔らかで味わい深かったそうな。
GOROも少しずつ旅のパターンに慣れたのか、安心して(それでも私にべったりへばりついて)爆睡。
(つづく・・・)