農夫的生活。
最近、50年ぶり?に幼馴染のさよちゃんとつるんで遊ぶことが多くなった。 目と鼻の先に住んでいるという物理的近さに加えて、ふたりともほぼ時を同じくして片親を亡くし、彼女は母親を、私は父親を介護している生活境遇も似ている。 私は昨年、父宅の横に自宅を建て、さよちゃんも今、母親と二人で住むべく建て替えまっただ中だ。 変なはなしだが「死生観」もほぼ同じ。...
View Article地方の時代?
アメリカからいきなり日本のど田舎暮らしに戻ってはや2年弱。 ”光陰矢のごとし”、とやら。 今ではすっかり田舎暮らしが板につき、麦藁帽と首にタオルを巻いたスタイルが一番よく似合う。 やっぱり田舎生まれ&田舎育ちの血は争えぬ。 どこで教えてもらったわけでもないのに農具の扱いが妙に上手い自分にほれぼれする。 NHKの「シン・地方の時代 ~パンデミックで変わる四国の未来~」という番組を見た。...
View Article友よ。
2週間前、幼なじみのお母さんが突然亡くなった。89歳。 この10月には、実家を建て替えてふたりの新しい家が完成する予定だった。 週十年来の糖尿病患者だった彼女は、3年前に”老々介護”をしてくれていた夫に先立たれた。娘(幼なじみ)はそれを機に母親の介護をする覚悟を決めて会社を退職し、帰県。 以来、彼女が自宅で何から何まで介護一切をとりしきっていた。...
View Articleある剣道家の末路。
すぐご近所に、一人暮らしをしている高齢男性がいるのは知っていた。 つい3年ほど前には防具を抱えてさっそうと近所を歩いているのを見かけたことがあったので、剣道をされる方だとも知っていた。 あとから知ったのだが、Sさんは県の剣道連盟名誉会長にして、徳島県警には教え子も多いS 師範。 剣の道一筋60余年、県の剣道の発展ために尽くしてきた功労者だ。...
View Article阿波人形浄瑠璃フェスティバル @勝浦町
<阿波人形浄瑠璃フェスティバルのお知らせ> 今回初めて、「壺坂観音霊験記」を義太夫で語らせていただきます。 めっきり秋らしく過ごしやすくなってきました。 勝浦町の大自然に包まれ、休日のひと時を是非お楽しみください。 徳島の南東部、勝浦町は、山と川に囲まれた風光明媚な田舎町。 あの「ビッグひな祭り」でも有名なところです。古い街並みを歩くだけでも古き良き昭和にタイムトリップしたよう。...
View Article4連休はまったりと。
朝夕すっかり過ごしやすくなって、やっとあの灼熱地獄から逃れられるとホッと一息。 それにしても今年の夏の暑さは耐えられなかった。おまけにコロナで外にでかけるときはマスクはせなあかんわで地獄そのもの。 基本的に家で仕事ができる私はラッキーだけれど、それでも体が悲鳴をあげていた。 お彼岸の4Days Holiday、結局必要以上の外出・遠出はせず、基本的にはだらだらと家で過ごした。...
View Article神山探訪
大学剣道部の2年後輩で、現在アメリカ・オレゴン州ポートランドで住んでいるY代が、母親の実家である神山町(徳島市から車で約30分の山間の町)に長期帰省中だという。 9月のある日に突然、約30年ぶりに彼女から「神山にいます」とメールをもらってびっくり。懐かしさと古民家見たさにみんなで神山に飛んで行った。...
View Article介護のことは介護した人にしかわからない。
さよちゃんの母さんが亡くなってちょうど7週。今日は四十九日の法要だった。 家族だけでとり行うということだったので、無事にあちらの世界に行かれたであろうことに安堵しつつ、私は家で静かに手を合わせていた。...
View Article悪夢の終焉と、次なる試練の始まり。~大統領選挙雑感
4年に一度やってくる「大統領選鬱」 アメリカの大統領選は、エンターテイメントのようなもの。 民が二つに分かれて2年以上の長い戦いに明け暮れ、疲れ果て、そして最後は花火がど~んと打ちあがって終わる、そんな感じ。 今回のこの馬鹿げたショーを、アメリカ国内で見ずにすんだことにまずほっとしている。 これまでのようにアメリカで体験していたら、今回こそ正気ではいられなかったと思う。...
View Articleそして、新年。
コロナで明けてコロナで終わった2020年があっという間に過ぎ去り、そして2021年。 昨年はどこへも行けず、特に後半は、地元で人形浄瑠璃の公演に出させていただいて終わったという感じ。 Stay Homeのおかげでせかせかせず、ゆっくりと稽古に励むこともでしたし、また新しい仕事の芽も見つけることができた。 おこもりには最高の新居もあるし、豊作だった畑のさつまいもや野菜で食卓は豊かになった。...
View Articleオセロゲームの始まり
無事に1月20日(アメリカ時間)が終わり、やっと本当の意味での新年が来た気がする。 馬鹿騒ぎのない、静かで厳かな大統領就任式とそれに続く祝賀パーティーは、これから4年間の「アメリカの立て直し」の決意に見えた。 アメリカに住んでいたときは、共和党と民主党の間での大きすぎる振れ幅に驚きを通り越して大変だったけれど、生まれ育った人たちにとってはそれが当たり前なのだろう。...
View Articleおひなさま
今年も、昨年に続いて我が家の年代物のお雛様を飾ってあげた。 蔵に仕舞われて約50年。。。去年やっと出してあげたらお顔がぴかぴか、衣装もきらきらしていた。 新しくリフォームしてあげたお茶室(和室)にどっかと昭和のお雛様。 父も毎日お雛様を見ながら、私たちがまだ小さくてかわいかった頃を思い出してるんだろうなぁ...
View Article私のセカンドライフ
今年は昔みたいにちゃんと日記を書こう!と思いつつ、ついつい簡単なSNSでこと済ませてしまっていた。 いかん、いかん。 一発写真に頼っていると、いざと言う時にボキャブラリーが出てこないのだ。 英語もいまいち、日本語もいまいちな中途半端な人間になってしまうじゃないか。 今年も早や、3か月が終わろうとしている。 もう数えたくもない誕生日も迎えてしまった。体が一気にさび付いてくるような感覚だ。...
View Article「四国の右下」を旅する記 ~その③
Day3)最終日 夕べは食べすぎ、飲みすぎで爆睡。 ゆっくり体力をとり戻したところで、最終日3日目の行動開始。 まずは、宿からほど近い、竹ケ島へ。 徳島県最南端の島「竹が島」 島といっても陸続きなので、簡単にアクセスできる。 この島の一番の魅力は透き通った海と、海中を船から観察できる「マリンジャム」。 古き良き漁師町の風情と、この透明度の高い海! すぐそこで泳いでいる魚を見ながら釣りができる。...
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